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思うような就職活動ができなかったあなたへ

私も16年前、あなたと同じように将来に不安を感じていた。

「行きたいと思える企業がなかった」
「就職活動を頑張ったが、企業に評価されなかった」
「自分のやりたいことは、企業で働くことなのだろうか」

理由は問いません。
この記事は、2018年4月から、何かしらの理由で企業に就職しなかった人向けに書いた記事です。就職できなかった人もいれば、あえてしなかったという人もいるでしょう。

極端な言い方をすれば、普通のレールから外れてしまった人。
経緯や背景はどうあれ、そのように見えてしまう人。

そういう人向けに、今回の記事を書きました。
もし、あなたが普通のルートに乗れなかったことで、人生を諦め始めていたら…この記事はきっとお役に立てるはずです。

最後になにか売りつけるとか、そういうことはありませんから(苦笑)、少し立ち止まって読んでみてください。

*絶望した就職活動と正社員からの解雇

さて、まずは私のことをお伝えしておく必要がありますよね。私は現在、パワーコンテンツジャパン株式会社という会社の代表取締役社長を務めています。23歳のときに創業し現在に至るわけですが、社長といっても、社員7名の小さな会社なので、あなたがイメージする「企業の社長」とはちょっと規模感が違うかもしれません。

とはいえ、創業からは15年を迎え、士業向けのコンサルティング会社としては、それなりの知名度とブランドを持った会社になります。私個人としては、コンサルティング活動と平行しながら書籍を執筆し、現在20冊を超える書籍を出版しています。「横須賀輝尚」で検索していただければ、それなりの情報量が出てくると思いますので、気になったら調べてみてください。

20代前半での独立起業。20冊を超える出版。そして現在は会社の経営者となれば、順風満帆でいわゆるサクセスストーリーのように見えるかもしれませんが、私は可もなく不可もない、普通の学生で、就職活動もいたって普通に行っていました。

最終学歴は専修大学法学部法律学科。主席でもなんでもなく、普通の卒業。専大といえば、偏差値もいたって平均的で、学歴としては本当に普通。高卒のようなハングリーさもなければ、エリート大学出の頭脳があるわけでもなく、「自分より下の大学がある」ことで溜飲を下げるような、平均的な学生でした。

ですから、学生ベンチャーなどをすることもなく、就職活動もいたって普通に開始。結果として2社内定をもらったのですが、落とされた企業は60社以上。しかも、内定をもらった先の企業では、正社員として採用されたものの、実力不足と言われ1ヶ月で解雇されるような顛末でした。

だから、23歳のとき、私は無職だったのです。姿かたちの見えない世の中が嫌になりましたし、世界一不幸だと思っていました。そこから何を血迷ったのか、独立起業することを思い立ち、いまに至るのですが、創業物語はまた別の機会に譲るとして、私の経験からいまのあなたに少しでも役に立てるお話ができないかなと思い、今回はこの記事執筆に至りました。

*就職活動の失敗は、大したことではない

就職活動の失敗…つまり、大学卒業後、すぐに正社員として雇用されなかったことは、あまり大きな失敗ではありません。将来を憂う必要も、嘆く必要もないのです。

実際のところ、大卒からの新卒採用で就職できなかったことのデメリットは、それなりの大企業、優良企業、上場企業での出世的なルートに乗りにくくなる。ただこれだけです。学歴社会らしい学歴社会は、徐々になくなりつつありますが、こうしたいわゆる「良い会社」に行くためには、新卒で採用され、その企業でのキャリアが重要になりますが、その選択肢がすべてではないのです。

事実、世の中の会社のほとんどが、従業員30名以下のいわゆる「中小企業」です。そういう意味では、うちの会社も中小企業になりますが、こうした会社は、常に人材不足ですし、過去のキャリアがどうだとか、それほど気にしません。気にしないと言うより、気にしていられないというべきでしょう。それだけ、普通の人は中小企業より、大企業、上場企業に就職・転職したいと考えているのです。

だから、新卒採用で失敗したからといって、嘆く必要はないのです。

*20代という時代を、どう過ごすか

いまはまだ真っ白なプランでも、いずれこうした働き方をしたい。こんな仕事をしたい。そういうぼんやりとしたイメージはお持ちだと思います。もちろん、実家が大変な資産家だとか、そういった事情があれば別ですが、普通は生活するために何かしら仕事をしなければならないのがこの世の中です。

就職しなかったとしたら、いまはまだ良くても、いずれは働かなければならないでしょう。この記事を読んでいる以上、おそらくあなたはいま、家族の世話になっていたとしても、あるいはそうでなくても、いずれは自立したいと思っているはずです。だからといって、何も考えずにただ時間を消化するだけのアルバイトをする、という安直な選択肢を私はお勧めしません。
20代はなんのためにあるかといえば、30代以降、仕事と収入で困らないようにするためにある、と私は考えます。つまり、目先の給料・収入よりはどれだけ技術やスキルを身につけられるか。これが極めて重要なのです。

大企業や上場企業に入社できて、羨ましいと思う友人もいるかもしれません。しかし、そうした大きい会社は、確かに待遇や福利厚生の面で厚遇がありますが、個人のスキルを高めるような仕事が少なく、いわゆる「歯車」的な実務が求められます。つまり、その会社では有用でも、ほかの会社にいったら役に立たない。そういうことが起こりうるのです。

ですから、20代のうちに、できるだけ自分の技術・スキルを身につける。そういうことができれば、30代で自分の思うような企業に、理想の条件で入社することなど、本当に容易いことなのです。

では、どのようにしたら、そのようなスキルを身につけることができるか。
その答えが次の項です。

*小さな会社で、経営に近づいて働くこと

結論を言えば、条件はある程度度外視して、小さな会社で働くことです。小さな会社は、お世辞にも待遇や条件が良くないところが多いといえます。一般的によく聞くことだと思いますが、小さな会社は余裕がないのです。

だから、人件費。つまり給料も決して良いところばかりではありません。しかし、会社が小さければ経営がどのようになっているかを肌で感じることができます。小さな会社は人材難のため、スキルを持った人材は非常に貴重です。そして、会社のために意欲的に働く人材を大事にします。もちろん、中には人材を使い捨てのように考える会社もあるかもしれませんが、あなたが想像しているよりは、まともな会社が多いのも事実。あなたが小さな会社で、一所懸命学びたい、一所懸命仕事をしたいことを伝えれば、中小企業への就職は、案外簡単に決まるのです。

そして、小さな会社ほど、大企業が持つ評価制度のようなものもありません。社長のさじ加減ひとつで給与が決まる中小企業も大変多いわけですが、だからこそきちんと貢献すれば、良い意味で制度にとらわれることなく、給料が上がることも多いのです。

できるだけ小さな会社で、できるだけ経営に近づいて働く。そして、あなたしかできないスキルや技術を身につける。20代半ばくらいまでは、年収300万円届かなかったとしても、実はあとでいくらでも取り返しが効きます。ただし、その取り返しというのは、単に会社を変え、転職すれば身につくというものではなく、あなたの実力によって勝ち取ることができる。そういうふうに考えるのが良いでしょう。

言い換えれば、会社を変えれば収入が変わるのではなく、あなたの実力によって収入が変わる。これが重要な事実になります。

そして、20代のうちに身につけておきたいスキルの一例は、次のようなものになります。

*20代のうちに身につけておきたいスキル

◯マーケティング、営業的なスキル
これは何も根性で飛び込み営業をやれとか、そういう話ではありません。「会社として、売上を伸ばし、利益を出すにはどうしたら良いか」というのがわかる、ということです。飛び込み営業を否定するわけではありませんが、飛び込み営業は度胸が付くというメリット以外では、非効率です。会社として、利益を伸ばせるスキルを持つ人材というのはどんな会社もほしいと考えています。具体的には、次のようなスキルです。

・広告に関するスキル…特にいまはインターネット広告のスキルです。Google AdWordsやYahoo!のリスティング広告、ディスプレイ広告。Facebook、Instagramなどの広告出稿。こうしたスキルがあれば、即採用したいという中小企業はいくらでもあります。ですから、この技術は極めて汎用性があるといってよいでしょう。

・ダイレクトマーケティングに関するスキル…小さな会社は、大きな広告費をかけることができません。そのため、小さな広告からコツコツ集客し、成果を上げていくスタイルがほとんど。そうしたスキルの知識を「ダイレクトマーケティング」と呼びます。ここでは具体的な説明まではしませんが、この知識があるとやはり小さな会社では引く手あまたになることうけあいです。

◯デザイン、Webに関するスキル
・デザイン、Webに関するスキル…簡単にいえば、ウェブサイトを制作できる。会社案内やチラシ、名刺等のデザインができる。ツールでいえば、WordPressがつかえる、Photoshop、Illustratorが使えるなどの技術も必要な人材のスキルとしては、鉄板です。いずれフリーランスで食べていきたいという人にとっても、最もとっつきやすいスキルであるといえます。

・プログラミング等に関するスキル…これらの知識に関して、私が門外漢なので詳しいことはわからないのですが、スマホがこれだけ普及したいま、アプリ開発等のプログラミングに関するスキル等も重宝されるスキルでしょう。

ほかにも、コミュニケーションスキルなどはよく言われることですが、上記のスキルの方が重要です。コミュニケーションスキルは、あくまで普通に会話ができれば十分で、逆にいえばスキルがあれば、多少のコミュニケーションはどうとでもなる、と思ってもらって構いません。別の言い方をすれば、口だけがうまくても、20代はごまかせても30代、40代ではごまかせない。本当の実力が問われる。スキルがきちんとあり、もっと考えられる人間が求められる。そういうことです。

このほか、やはりできるだけ経営の近くで働き、ビジネスがどのように成立するのか。収益構造がどのようになっているのか。こうした仕組みや経営戦略まで理解していれば言うことありませんが、それは社長の仕事でもあるので、あくまで参考程度で良いでしょう。

ちなみに、弁護士、社労士、税理士、行政書士等の法律的スキルは、どちらかというと企業に人材として求められるスキルではなく、外注の専門的コンサルタントとして求められるスキルです。法律に詳しいから採用する、というのは実はあまりなく、それなら社外の弁護士に相談する。中小企業はおおよそそんなイメージです。

*小さな会社が求めている人材像は…

と、ここまでお伝えしてきました。まずは就職できなかったことは、大した話ではないということ。大企業にはいますぐ就職できなくても、中小企業ならすぐに就職できるということ。そして、これから迎える30代のために、いまはスキルを身につけるべきだということ。そして必要なスキルについて、解説をしてきました。

ここまで読めば、もうわかるはずです。
あなたがいま就職していなければ、できるだけ早く小さな会社に就職すること。慌てる必要はありませんが、20代というのは気力も体力も最も充実した時期であり、30代、40代からスキルを身に着つけようと思っても、2倍、3倍の労力がかかると考えてもらって構いません。

では、小さな会社にどうやったら就職できるか。
手段としては、普通の求人媒体を見ればよいのですが、その前に小さな会社に高確率で採用され、あなたのスキルもレベルアップできる職場に付くための方法をお伝えします。

いま、おそらくあなたには特別なスキルはないはずです。
面接にいって、「強みはなんですか?」「スキルはなんですか?」と言われても、その問に窮してしまうでしょう。でも、ないならないで、それでよいのです。

重要なのは、
「会社の利益に貢献できる仕事がしたい。」
「そのために一所懸命学びたい」

これを真摯に伝えればよいのです。

小さな会社の面接官のほとんどが経営者でしょう。
ですから、22歳、23歳が応募してきた時点で、一般的な中途採用者より、スキルや能力が劣ることはわかっています。だから、「利益に貢献したい」「一所懸命学びたい」ことを伝えるのです。多くの経営者は、こうした意欲のある若い人材を好みます。まずは、気持ちだけで良いのです。

びっくりするくらい採用されますから、ぜひやってみてください。

*本当のブラック企業に就職しないために

「ブラック企業」という言葉が独り歩きしすぎて、残業があるだけで会社がブラック企業認定されてしまうきらいがありますが、いくらある意味20代は修行だといっても、身体や精神を壊すほど働く必要はないはずです。ただ、中小企業は人材不足もあって、労働時間が長時間になってしまうことも多々あります。そこで、あなたが中小企業に就職する前に、これだけは気をつけて見抜いてほしい、という点をお伝えしておきます。

・法令遵守について
最近はネットで炎上しやすくなった背景もあり、とんでもない違法労働は減少傾向にあります。しかし、それでも法令を守っていない企業はあるものです。残業代未払い、休日手当等、労基法上の項目は守られるべきだと私は考えます。面接時には確認しにくいと思いますが、残業の有無、休日出勤の有無等、求人広告に記載されている項目の確認は行って構いません。ここで言葉を濁すようであれば、やや危険信号であると考えて良いでしょう。とはいえ、法令遵守を完璧に行えている中小企業は多くはないはずなので、あなたが気になる点だけでも、面接時に確認しておくべきです。

・待遇、条件について
前述のとおり、高待遇の中小企業は多くありません。歩合で高給可能と書いてあったとしても、それなりの営業成果を求められることがほとんどです。条件や待遇については、おそらくあなたの理想には届かないでしょう。誰しも、高い給料で働きたいと考えると思いますが、中小企業でいまの年齢で高給を求めることはまず不可能といえます。

そもそも、給料についての考え方も、いまのうちにもう一度改めておいた方が良いでしょう。給料とは何かといえば、あなたが会社に貢献したことに対する評価であり、分配なのです。

あなたが会社の経営者だったとしましょう。そんなあなたの会社に、なんの実力もスキルもありません。でも、給料だけは高くしてほしい。休みもできるだけほしい、なんて言う応募者がいたらどうでしょう。きっと採用なんてしないはずです。

会社に対する貢献の結果が給料である。これは、社員として働く以上、大前提です。会社がなにもしないあなたに給料を支払う義務はないのです。このように、まずは貢献できるだけのスキルや技術を身につける。20代のうちはこれが重要になります。

会社を選ぶときのポイントとしては、中小企業の場合、評価制度がないことがほとんどですから、少なくとも「自分が頑張って、会社に貢献できたら、給料は上がりますか?」とだけは確認しておきましょう。どんなに小さな会社でも、会社への貢献度(特に利益について)が高ければ、給料は上げたい、上げても良いと思うものです。もちろん、企業によって限度はあると思いますが、あなたの頑張りが反映されるかどうかは、確認しておくべきです。

・会社が最終的に目指すところは
小さな会社には、事業戦略がないところもあります。ましては理念がないところも多く存在します。理想としては、創業理念があり、会社の事業戦略が明確であり、つまり会社がどの方向に向かっているのかが明確であることが、良い会社選びの基準です。しかしながら、小さな会社にはこうしたものが明確でないことも多いといえます。

なぜ、明確でないのかといえば、経営者自身にはそうした理念や目標があったとしても、それが明文化されていなかったり、決めきれていなかったりすることがあるからです。ですから、小さな会社では朝令暮改的なことがよく起きるのですが、それは小さな会社にはよくあることで、むしろ機動的で中小企業の長所とでもいうべき点です。

見極めるポイントは、理念や計画が言語化、可視化されていなくとも、経営者の頭の中には、大きな方向性がある。そう感じられれば十分だと言えます。「いまはこんな感じだが、いずれこういうことを実現したい」そうしたベクトルのようなもの、あるいは一貫性のようなものを感じられれば、まずは十分かと思います。

ほかにも細かい点はありますが、あまり選択基準が多くとも選びきれない原因となるでしょうから、このくらいにしておきます。あとはあなたの中で、折り合いをつけることです。まずは、きちんとスキルと技術を身につけること。これが20代のコンセプトです。それさえできれば、理想の30代を歩むことができるはずです。

ですから、就職活動が思うようにいかなかったとしても、悲観する必要は一切ありません。あなたが来るのをいつかいつかと待っている中小企業はいくらでもあるのですから。

ささやかながら、同じ経験をした者として、あなたの20代がより良いものになるよう、そして良い人生を歩んでいけることを心より祈念しております。

*パワーコンテンツジャパン株式会社


さて、16年前。私もあなたと同じように将来に不安を抱えていたとお伝えしましたが、私の場合は何を血迷ったのか、独立起業することを選択しました。いま考えるとなんて無謀で無茶な選択かと思いますが、幸運にも現在まで会社を続けることができています。

私が23歳で独立起業をしたというと、同じように就職ではなくいきなり独立起業したいと考える人もいるようですが、いま考えればもっと慎重にスキルを磨いたうえでの起業であれば、こんなに苦労することもなかったのではないかと思います。私の起業は苦労と失敗の連続でした。ある意味、起業はいつでもできるのですから、まずは企業で働き、実力を身につけることが賢明かと思います。

ところで、ひとりで創業した私の会社「パワーコンテンツジャパン株式会社」ですが、冒頭のとおり現在は7名の会社にまで成長してきています。詳しい説明は省きますが、弊社は人数が自然と増えるタイプの事業を行っているわけではないので、いわゆる少数精鋭です。

そして、自分で言うのもなんですが、私も相当な理想主義者です。世の中、様々な企業がありますが、私の理想とする会社をつくれないかと思い、試行錯誤しながら約15年が過ぎようとしています。この記事をお読みいただいたのも、何かの縁だと思います。そこで、ここからは弊社とその働き方のご案内をさせていただこうかと思います。

弊社が気になってくれれば、読み進めてください。そうでなければ、リクナビやとらばーゆで早速就職先を探しましょう。時間は貴重なのですから。

*理念と働き方

弊社の紹介といっても、すべてを書くことは紙面上不可能です。ですから、会社の紹介を掻い摘んですることになりますが、前述のとおり弊社の事業は士業向けの経営コンサルティング、となっています。

理念は「Think more.」というもので、要はもっと考えれば、もっと世の中よくなる。考える人が増えれば、きっと世の中がよくなるというところから来ています。検索エンジンが発達したいま、考える前に検索してしまう。でも、人間のちからは潜在的にとんでもないものがあると私は考えていて、だからこそもっと考えることを世の中に広めよう、考える人を増やそう、というのが弊社の理念です。社内では「OneMessage」と呼んでいますが、まあわかりやすいので理念としておきます。

次に、私達の経営コンセプトは「コンテンツ」です。経営にコンセプトを持つというのは、他社ではあまりないのですが、弊社はコンテンツを通じて世の中に貢献するというのをコンセプトにしています。Make Happy Contents!私達はコンテンツを通じて、世の中に幸せを創り出します。これが私達の会社のコンセプトです。

世の中への貢献というと、青臭いかもしれませんが、貢献しないでお金をもらうことはできません。お金がもらえないなら経営も成立しませんし、自分にも社員にも給料が支払えません。だから、なんと言われようとも、世の中に貢献することは重要なのです。

現在は学習コンテンツが中心。士業向けのスクール、講座、セミナー、ウェブ制作などが弊社の「コンテンツ」になります。このあたりの詳しいことは、弊社のサイトを見てもらったりした方が良いかもしれません。

それから、弊社は「働き方」の定義をしています。こういうワークスタイルで働きましょうね、という取り決め。入社時に同意できない場合は、入社できません。全部は書けませんが、例えば弊社は残業を基本的にしない。全員しない。労働時間も1日7時間半。土日祝日は完全休暇。役職はなく、役割で動く。指示命令は少なく、積極的にやりたいことがあれば、やれる環境にある。例えばこんな感じです。

ある人によっては天国。でもある人によっては地獄にもなります。だらだら残業して時間を稼いで給料がほしいなんて人は、弊社には向いていません。短時間できちんと収益を出し、会社に貢献した人が昇給します。だから、ただいるだけでは当然給料は上がりません。しかし、頑張って結果を出せば、昇給はすぐにできる。そういう会社になります。

よく「ミスマッチ」という言葉がありますが、これはあなたと会社の働き方がマッチしていないという意味です。あなたがバリバリ働いて頑張りたいと思っているのにも関わらず、会社としては現状維持で問題さえ起こさなければ良いと考えていれば、それはミスマッチです。単純にそれだけ。あなたが悪いわけでも会社が悪いわけでもなく、ただ合っていないだけなのです。

もっとも企業側がそのワークスタイルを言語化・可視化していないことが最大の原因なのですが、なかなかこれをオープンにしている会社はないと思います。弊社はこれをできるだけオープンにするようにしており、代表的な働き方としては、「積極性を持つ」「クリエイティブな仕事をする」「楽しく」「支え合う」「認め合う」などがありますが、面接時にかなり丁寧に説明をします。そのうえで、働き方が合うと思えば、入社の意思表示をすれば良いと思いますし、合わなければ、辞退すれば良いだけ。良い悪いではなく、合うか合わないかの話なのです。

*温度感と「自由」の定義

働くことの基準として、弊社は下記のようか価値判断基準を設けています。一応こちらも参考までにご覧ください。これに基づいて働く限り、弊社での働き方は自由です。

366 Our Standard
1.もっと考えよう、もっと成長しよう
2.大人の責任を果たし、大きな結果を生み出そう
3.組織の目的に沿って、自分の役割を果たそう
4.新しいことを積極的に創造しよう
5.話そう、認め合おう、支え合おう
6.品と節度を持ちながら、自由に仕事を楽しもう
7.最後は謙虚と感謝

こういうのがそもそも好きじゃない、宗教臭いとか、そういう感想を持つ場合は、それもたぶん弊社には向いていません。弊社では温度感というのを大切にしているのですが、その温度はこんな感じです。

「冷めてはいないけど、熱すぎない。平熱よりもちょっと高い温度感」

これが弊社の温度感。だから、朝から全員で大声を出して理念の唱和をするとかは当然ありませんし、だからといって仕事に冷めている「どうせ」みたいな考えを持つ社員はいません。そういう温度感です。

そして、弊社は基本的にいわゆる「自由」な社風といえば、そうなのですが、例えば自由というのは服装とか髪型とか、そういうものも含まれますが(実際に、弊社は服装、髪型自由です。ただしTPOは考えます)、何をしてもよい「無責任」という意味の自由ではありません。

大人の責任を持って、組織の目的のもと、自由。

ただの自由は無秩序、無責任なだけ。弊社ではこうした前提のもと、自由に働くことが可能です。大人の責任というのは、解釈がそれぞれ分かれるところでしょうけど、そこは大人です。自分で考えてください、というのが弊社の方針。ちなみに、組織の目的とは、利益の追及、品質の追求、社員の才能開花です。

利益の追求に関しては、守銭奴的なことを嫌う人も多いかもしれませんが、そういう人もうちには合いません。前述のとおり、利益があるということは、世の中、顧客に貢献しているということです。それがないなら、なんの活動をしているのでしょうか。そういうことです。お金は大事。給料をもらう以上は、きちんと収益に貢献する。こういう考え方の人が、弊社に合う人になります。

*評価と昇給について

弊社には大企業のような立派な評価制度はありません。そのかわり、年4回以上、昇給のチャンスがあります。評価制度がないかわりに、私との個別面談(最近は1on1MTGと呼ぶらしいです)が多く、話し合いの中でやりたいことを一緒に考え、どの成果によって、どの程度昇給するかも一緒に考えます。

ですから、あなたが弊社の経営コンセプトの中で、やりたいことがあれば基本的にできます。それについてもっと勉強したければ、会社が書籍代、セミナー代を出します。そういう学ぶことができる会社であり、学ばせてもらえるという感覚を持っている人に合っている会社ともいえます。

*理想の会社

理想の会社ってどんな会社なのでしょうかね。過去、答えはどこにも出ていません。だからこそ、様々な会社がそれを追求しているわけですし、私は私で自分の会社で理想的な会社をつくることができれば、と日々考えて経営を続けています。

あなたが、どのような仕事につき、将来どのような活躍をするかわかりませんが、小さくとも理想を持って会社を経営しているこうした会社があったことは、頭の中にとどめておいていただければ幸いですし、この記事を書いた甲斐があるってものです。

さて、今回の記事は、自分自身の経験でもある「思うような就職活動ができなかった」人に向け、少しでも役立てるようにと思い立って書いたものですが、この記事がきっかけで、弊社で働いてみたいという気持ちがもしかしたらあなたにも芽生えたかもしれません。

いま、弊社では中途採用が基本的な採用です。ですから、あなたのような新卒的な人を採用する計画はいまのところないのですが、弊社の働き方のひとつが「積極性」です。ですから、もしあなたが弊社で働きたいと考えていただいていたら、まず1冊の本を読んでもらいたいのです。

それが、「お母さん、明日からぼくの会社はなくなります」(角川フォレスタ)という私の書籍です。この本は、弊社の創業から2007年までの軌跡を書いたもので、私の考え方や働き方、仕事に対する価値観などを盛り込んだストーリー的なビジネス書になります。

書籍は購入する必要ありません。差し上げます。費用は一切かかりません。理由としては、弊社のことを知っていただける機会が増えることに、費用をいただく必要はないということと、事情により少し在庫が余っているからです(苦笑)。

本記事の最後に、書籍請求フォームを設置しました。そちらに必要事項をご記入いただき、送信ボタンをクリックしてもらえれば、数日で書籍をお届けします。書籍を読み、共感できたら。弊社へのエントリー方法を同封しておきますので、改めてエントリーしていただければと思います。

もちろん、必ずエントリーしなければならないというものでもありません。ただ記事を読んでみて興味を持ったから、まずは本を読んでみたい。そんな軽い動機でも構いません。こちらから電話やメールをすることもありませんし、大量のダイレクトメールを送る、なんてこともありません。

人生なんて、ちょっとしたきっかけで大きく変わるものです。もしあなたが少しでも興味を持ったら、まずは本を読んでみてください。あなたにリスクはないのですから。

さて、ブログにしてはだいぶ長くなりましたが、あなたと働くことになれば一緒に頑張りたいと思いますし、仮にそうでなくても、この記事をきっかけによりよい人生を送っていただくきっかけになれば、幸いです。

最後まで読んでくれてありがとう。

パワーコンテンツジャパン株式会社
代表取締役 横須賀輝尚




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記事執筆者 横須賀輝尚 プロフィール


パワーコンテンツジャパン株式会社代表取締役。WORKtheMAGICON行政書士法人代表。特定行政書士。専修大学法学部卒。大学在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設し、独立。 2005 年、労働集約型の士業の仕事(法定業務)からの脱却を目指し、セミナー業務やコンサルティング業務で収益を上げながら、結果として士業の仕事を獲得していく逆転の発想によるビジネスモデル「資格起業家」を考案、年収 1000万円超を実現する。2007 年に士業向けの経営スクール『経営天才塾』をスタートさせ、創設以来、全国延べ1700 人以上が参加。士業向けのスクールとしては事実上日本一となり、2017年には10周年を迎えた。これまで会員士業からの相談メールには、2 万件以上の回答してきた実績がある。現在、菰田弁護士とともに高難度業務研究会on弁護士顧問契約「LEGALMAGIC」を主宰する。著書に『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)など、多数。

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