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意味のある目標設定、無意味な目標設定

目標設定、目標管理が重要と考える人がいます。たとえば、営業成績がどうとか、ノルマがどうとか、営業部はわかりやすい設定ができます。この目標設定というのも、やり方次第でうまくいったりいかなかったりする、と私は考えています。

経営側としては、達成してもらいたい目標があるでしょう。でも、それはあくまで会社としての希望であって、個人の希望ではないわけです。はたらく時に重要であると思うのは、「自主性」と「選択性」つまり、「自ら選んでこの仕事をしている」ということです。もちろん会社なので、業務命令的なものはありますが、その中でも「自分からやりたい」と思う、ということが良い社員の育成には重要なのではないかと考えています。10年以上会社を経営してきていますが(小さな会社ですが)、「やらされている仕事」というのは、楽しくもないし、いわゆる積極的な社員というのは育たないのです。

ということは、会社から一方的な目標設定をすることは、あまり意味がありません。ポイントは、自分から目標設定すること。このときに重要なことが、個人の趣味関心は、個々人でまったく違うということなのです。例えば、給料を上げることに関心がある社員もいれば、やりがいに関心を持つ社員もいる。ですから、個人個人に合わせた目標設定が必要になるわけです。もちろん、だからといって給料を上げなくても良いというわけではありませんが、人のモチベーションは個人で違うのです。そのため「昇給しても、やる気向上にはつながらない」という事態が起きてしまうわけです。

何度も言いますが、自分で選んでという点。つまり、目標設定も「自ら選んで決める」ことが重要で、経営陣はそうなるような環境をつくっていくことが、良い会社の責務なのではないかと考えています。

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