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良い会社のデザインとは

デザインをしたからといって、なにか収益を生むわけではありませんが、やはり、デザインが優れている方が会社に愛着が湧きやすいものです。特に面接時の印象はとてもいいですね。

社長は仕事をやらざるを得ないものですが、働く人にとっては仕事場は一つのライフスタイルになります。男性はあまり気にしない人も多いですが、特に女性は、「こういうところで働きたい」「どうせならおしゃれなところで働きたい」と思っている人は多いものです。

ですから、合理性だけではなくデザインに力を入れるということも、実は長く働いてもらうためには非常に大事なんです。そして理想を言えば、できればちゃんとデザインに意味があり、コンセプトを作れていること。「うちの会社はこういう理由からこういうコンセプトになっている、だからこういうデザインなんだ」と言えれば最高です。

たとえば、最先端のIT企業だからこんな洗練されたデザインなんだとか、サーバー会社だからメカニックな感じのデザインになっているんだとか、人材の会社だから人と人がいつでも話せるように、机と椅子が多いとか。そういったものがあると良いです。

そういった意味がとりあえずはなくても、デザインが優れている方が愛着も湧いて良いと考えています。

パワーコンテンツジャパンのデザインコンセプト

おかげさまでうちの会社も、来てくださった方からおしゃれと言っていただけることが多いです。ただ、デザインをしたときには、デザインコンセプトは何も考えていませんでした。

実際に引っ越してみてからじゃないとわからないことも結構多く、会社を移転する前はイメージでしか考えられないところもありましたが、カフェまではいかないけれど、カフェに近いデザインにしたいということで、内装には落ち着いた木目調とレンガとを選びました。

もしもそういうところまで自分でデザインできない場合は、デザイナーさんなどに任せるといいですね。最近はリノベーション物件とかも増えていますし、内装がすごく綺麗になっているところもあります。ですので、そういうところに頼んで内装のデザインをするのも一つです。

パワーコンテンツジャパン株式会社ももう長いですが、今の内装を見て「こんなおしゃれなところで働いてみたいです」と言ってくれた過去の社員も多くいました。こうしてライフスタイルの中に入っていくので、デザインというのは大事です。中身のスペックが変わらないなら、やっぱりお洒落な方を選びます。

ちなみに、弊社のデザインコンセントは、「コンセプト経営」というのを言い出してから全てしっかり考えるようになりました。

企業に必要なコンセプトに「デザインコンセプト」を加えよう

コンセプトに関しては、企業コンセプト・ワーキングコンセプト・事業コンセプト・商品コンセプトがありますが、デザインコンセプトというのもあったほうが良いです。同じコンサルタントの会社でも、すごく無機質にやることもできれば楽しくやることもできるわけです。

たとえば、スチールのデスクを置いて、音楽も流さず、花も飾らず、植木もなくというインテリアの中で仕事をすることもできます。そういったところとは対照的に、弊社ではずっとラジオがかかっているし、植木もあって花もあって、机は全部木の机で、ソファなんかも置いて、と、比較的楽しそうにやるというやり方もできる。

ただ、デザインコンセプトを考えないとほんとうに支離滅裂になってしまいます。この会社に来てオフィスデザインをしたときには私が全部考えて手配しましたが、その時には企業コンセプトはあまり考えていませんでした。

無理矢理あとづけでオフィスコンセプトを考えたんですね。ちなみに、それが「コンテンツライフ」というものです。

デザインコンセプトは「コンテンツライフ」

弊社は「パワーコンテンツジャパン」なので、会社には好きなものを置こうと。「私たちは好きなものに囲まれて仕事をしています」ということを、コンセプトにしました。何をおいてもどんな飾り付けをしてもいいというのが、弊社のデザインコンセプトです。

ですから、会社には私を含め、社員の私物がたくさんあります。何をおいてもいいんです。ハロウィンなどのイベントになると、勝手に飾り付けが始まります。会社ではそのための予算を出しました(笑)

自分たちが好きなものに囲まれて仕事をする。人によってはパワーストーンみたいなものを持ってきている人もいますし、好きな植木を持って来ている人もいる。私も、ギターや三線など、好きなものを置いています。そしたら、社員もウクレレを持ってきました。

ちなみにこれはおまけですが、デザインコンセプトまで決まったら、実は会社を表すテーマソングが決まるんです。そこまで見つかると「かっこいい」ですね。

横須賀輝尚

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