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適材適所

何かの担当を決める時、基本的には本人の「やりたい」という気持ちを最重視します。ただ、もちろん何をやってもいいというわけではなくて、会社の方向性と合っていなければいけません。

いろんな人を見ながら「この人はどういう適性があるのかな」「この人はどんなことをやりたいのかな」というのを一応見るようにしています。そのためにも、関係性がきちんとできていて、コミュニケーションを取るということが必要です。

「やらされてる」意識をなくす働きかけ

基本は「やりたい」という人を重視しますが、私が経営者としてやりたい事業があって、その事業に最適な人がいるとき、その人に「じゃあこの担当をしてください」という言い方はしません。

「こういう事業を考えていて、こういうことがやりたい。この担当として適切なのは○○さんだと思いますが、やってみますか?」というような言い方をします。そこで「やりたい」と言ってもらって、担当についてもらう。やっぱり、言われてやるのと「やりたい」と思ってやるのとは違います。

やりがいを持って働くための3要素

非常にやりがいを持って働けるためには、自主性、選択性、独自性という3つの要素が重要です。まずは自主性。これは、自分から『やりたい』というもの。自主的に「これがやりたい」というものです。

ただ、普通は黙っていても自主的な社員が増えて行くわけではないので、経営者がちゃんと見ていかなければならない。モチベーションを高めたり面談をしたり、先ほどのような言い方をして「是非私やってみたいです」と言ってもらえるような環境づくりが大事です。

それから選択性。これは自主的に似ていますが、「私が選んでこの仕事をやっている」という感覚です。言われてやっている、やらされている、ではなくて自分で選択したという感覚。

もちろん会社側としては、これがあなたに合っているんじゃないかな、と判断して勧めているわけですが、自分で選んでやりたいと思うことが大事です。

最後が独自性。これは、この会社でしかできないというもの。この仕事はこの会社にしかないというのがあるといい。例えばApple社のiPhoneや、SONYのウオークマンなどがこれにあたります。

なかなか独自性を生み出すのは難しいところですが、弊社では少なくとも士業に向けた情報発信といえばうち以上のことをしているところはないと思ってやっています。

基本は社員が「やりたい」と思えるように、うまく方向性を見つけるのが、経営者としては大事なことだと考えています。

横須賀輝尚

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