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社長の性格をわかってもらう

社長の性格を理解してもらうことは結構大事だと思っています。私が社員によく話すことですが、原稿を書いていたりして集中している時があるので、話しかけられても話半分になってしまうような時があるんです。ですから「私が不機嫌に見えるかもしれないけど、単純に集中しているだけだから気にしないでね」と。あらかじめそういうことを社員に伝えておいて、理解してもらうようにしています。

会社の中で社長が自然体でいられる会社はいい

社長というのは、会社の中で自然体で居られることが一番いいと思っています。士業のコンサルティングをしていると、自分の事務所を嫌いになってしまう人がいます。気を遣いすぎて、自分の事務所なのに「会社に行くの気が重いな」と思ってしまったりする。例えば「今日は暑いから半袖で行こう」と思った時に、「いや、他のみんなは我慢しているんだからやめよう」といって我慢してしまう。

そうなってしまうと、自分の会社なのになんのために我慢しているのかわからなくなる。もちろんTPOはありますが、そんなところまで気を遣ってしまうと疲れます。あくまでビジネスの常識の中で、「今日は暑いからスーツ着なくてもいいかな」というような自然体でいられることがいいのではないでしょうか。

社員は社長の真似をする

ただ気をつけておきたいところですが、一般的に社員というのは、社長の指示・命令は聞かなくても、社長の真似はします。良いことも悪いことも真似をするので、そういう砕けた格好を社長がすると、社員も砕けた格好をするようになります。これは前提として知っておいた方がいいことです。そうしないと、社員の服装を咎めた時「いや、社長もやってるじゃないですか」と反論される。

社長は特別なんだという理屈は通用しなくて、そういうところから亀裂が出てきます。そういう意味では、こういう格好に抑えておこうかな、という判断が自然にできるようになると楽です。無理をするために会社があるわけではないので。自分の会社が自分がストレスがたまる場所になってしまうというのは、あまりよくないことです。

社員が許容してくれるとやりやすい

私は新しいことをやりたいというのが強い方かもしれません。今はだいぶ抑えてはいますが、LEGALMAGICもそうですし、C3ではMUSIC CONCEPTとしてライブをしたり。社員のみんなも、もしかすると渋々かもしれませんが協力してくれています。それから、仕事には関係ない自分の好きなものを会社に持ってきた時には、わりと協力して飾り付けも手伝ってくれました。「また社長が新しいこととを何か始めちゃったなあ」と言って、そういうことを許容してくれる人たちです。

あるとき、弊社が使っている会社が社名変更をしたことがありました。ここ4、5年で2回目で、なんとなく社長のタイプが自分と似ているなと。「これだ」と思ったら全部変えて新しくしてしまいたい人なんじゃないかな、という話を社員としていた時に、「横須賀さん、やっぱり同じ人の気持ちってわかるんですね」と言われたんです。そう言われるということは、みんな私の性格をわかっているんだなと。微笑ましいですが、少しどきっともしました。

分かってもらえてるということはありがたいこと。「自分はこういう性格だ」「でもついてきて欲しいんだ」ということを伝えた上で、一緒に働いてもらうことが大事なんだと考えています。

横須賀輝尚

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