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入社時の研修

私はほとんど起業家からスタートしていることもあって、仕事というのは自分で探し、自分で作り、自分で実践するものだという前提を持っています。私に限らず、一度独立起業した人は「仕事というのは自分で学んで自分でやっていくものだ」という考えを持っているところがあります。

そのため、自分の会社に新しく入った人に対して丁寧に教えることをしなかったり、特に小さな会社では研修プログラムがないというところもあります。パワーコンテンツジャパン株式会社に関しても、社外に行って受ける入社時研修や、何時間ものプログラムというようなものはありません。

このくらいの規模であれば新卒に近い形で入る人もとても少ないので、例えば名刺交換の仕方などの「基礎の基礎のマナー」から教えなければいけない人が少ないんです。だからできることではあります。

パワーコンテンツジャパン株式会社の入社時研修

ただ、弊社も入社時研修は行なっています。これは私自身が行なっていますが、2時間くらい私が一方的に話しをするというスタイルで、質問を受けたりしながら会社の歴史を話していくという内容になっています。入社した時に、この会社が何の目的で始まり、どういう事業をしているのか、何を収益にしているのかというようなことについて謎が多ければ多いほど、仕事というのは作業しにくいし、手伝いにくいものです。

弊社はもともと行政書士事務所から始まっています。そこからなぜ書籍を書いたり、高難度業務研究会や天才塾を始めるに至ったのか。普通に考えれば行政書士事務所というのは、普通に行政書士業務をやっていき、少しずつ拡大して行くというのが普通でしょうが、弊社はそうなりませんでした。

中には英会話スクールをやったり、C3というイベントでライブをやったりもしてきました。周りから見れば一貫性がないように見えるかもしれませんが、なぜそれに至ったのかには歴史や背景があります。そういう会社の歴史や背景を、丁寧に説明しています。以前はこれを収録したビデオを見てもらおうと考えていましたが、今は新しい社員が入るたびに2時間ほど話をしています。

なぜかというとやっぱり新しくなるから。ここ一年や半年ということについてはビデオでは追いきれないんです。そこで、改めて話すということがコミュニケーションにもなるしいいかな、という考えでやっています。

一人一人に時間をとって研修をする理由

弊社の方針の一つに「無駄を恐れない」という方針があります。2時間喋るということは、私が働く時間が2時間減るということ。そういう意味では、新しく入社した人にはビデオを見てもらうことによって、そういった時間も省けます。ただ、やはり自分の社員として入ってくれたときに「このビデオを見ておいてね」というのは、入ってくれた人に対して冷たいのではないかと。そういった意味からも、私は丁寧に話すようにしています。

このスタイルの入社時研修をすることによって、この事業はこういうふうに始まったんだとわかる。わからないものに関しては意見も言えないし、仕事の手伝い方も「言われたことだけやる」ということになってしまいがちです。そうならないためにも、自分の言葉で会社の歴史と背景を話しています。それに合わせて設備研修、備品研修や会社の使い方を伝え、あとはOJTというのが弊社の流れです。

横須賀輝尚

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