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仕事の意義を重視する

パワーコンテンツジャパン株式会社としては、「仕事の意義」は特に大事にしていて、社員に対して仕事の意義をできる限り説明するように心がけています。例えば『本を書く』と言っても、なぜ本を書くのか、どんな影響を考えて書いているのかということを伝えなければ、社長が勝手にやってることだ、というふうに思われてしまう可能性があります。

ですから、仕事の意義の重視というのは非常に大事です。自分の仕事の意義を伝えるということも大事ですし、社員がしている仕事の意義を伝えることも重要なんです。

「自分で考えられない」社員には理由がある

手前味噌ですが、弊社の社員はよく考えながら仕事をしていると思っています。新入社員ですら、よく言われるような、指示待ち人間というような人はいません。よく「うちの社員は自分で考えられない」と言う経営者を目にしますが、社長は会社を自分で作ってきたから、全部知っているのは当たり前の事なんです。ですから「こういう時にはこう動く」というのが体に染み付いている。

しかし、特に新しく入ってきた社員にとっては、会社の歴史も背景もわからないのでそうはいきません。そういう意味では、歴史と背景を伝えるのも大切なことです。

上に立つものが、考えるための材料を与えられているか

仕事の意義に話を戻しますが、「これはどういう仕事で、何のためにやっているのか」ということを説明されなければ、基本的にはその仕事の重要性は理解できません。そういったことから、弊社は仕事の説明をとても長く行います。例えば天才塾でいうならば、「天才塾はこういったスクールで、こういう思いで入って来る人がいて…」という話をすれば、社員からも「だったら早めに教材を送ってあげたほうがいいですね」という発想が出てきます。そういうことがわからないと、「締め切りがないので、明日でもいいかな」というふうになってしまう。

社長はこう言う社員を見て「考えてないな」と言いますが、上司になるリーダーが、考えるための材料を与えず、その仕事の意味や流れを社員に伝えていないと、どうしてもそうなってしまうんです。社長になる人というのは基本的に頭がいい人が多いので、「このくらいわかるだろう」と思ってしまうところがある。ですが、しっかり伝えきれていないから、「どうしてわからないんだ」となる。「なんで」が出る場合には、説明不足だと思ったほうがいいかもしれません。

社長の仕事についてもしっかり伝えておかないと「何をしてるかわからない」と言われるのは損ですから。暇そうにしている社長でも、実は一番忙しかったりする。例えば、本の執筆についても「執筆中は他のことをしなくていいよね」と思われるか、「何か手伝えることはないだろうか」と思ってもらえるかは、与えた材料の違いだと思います。

横須賀輝尚

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