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ポジションが先か、人が先か

組織を作るときに多くの男性経営者が必ずするのが組織図作りです。組織図自体は悪くないですし、大きな会社ではむしろ大事なものです。ただ、組織図を権力構図やヒエラルキーとして嫌う人もいます。それに多くの場合、組織図のポジションに誰を当てはめるかという発想になります。

組織図のとらえ方

私も何度も組織図を自分なりに作って来ましたが、会社を12期、13期続けて今思うのは、「組織図に当てはめる」という感覚がしっくり来ないということ。その図の中に当てはまるのは自分だけで、その下や横に誰がいるのかというのがあてはまらないんですね。小さい規模だからというのもあるでしょうが、フラットな組織になっているというのが大きな理由だと思います。

パワーコンテンツジャパン株式会社には「コンテンツ事業部」という部署がありますが、7人という社員数で細かく部を分ける必要もないと思っているので、フラットにして「みんなでコンテンツ事業部」という形でやっています。ただ、組織図を作るとなると作れない。そこで、組織図に関しては、発想が逆なのではという気がしてきました。

まずポジションありきではなく、まず人ありき

ポジションに人を当てはめるのではなくて、人にポジションが集まってくるではないかと感じています。例えばあるスタッフについて説明するときに、「彼女はコンテンツ事業部でREGALMAGICを担当している」という言い方もできます。

ですが、まずスタッフありきで「私は○です。私が担当しているのはREGALMAGICです」という言い方の方がしっくりきます。これは小さなことに見えて実は大きな違いのような気がしています。会社が大きくなってきたら、専任という概念が出てきます。ただ、10人〜15人の規模の会社は人ありきのほうがやりやすいのかなと思っています。

横須賀輝尚

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