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面接で何を聞くかというのは、求職されている皆さんにとっては気になるところの一つかと思います。特に弊社は技術基準のようなものはありません。むしろ一定の水準がどうということよりも、その人が何ができるかとか、何をやってきたのかというのが大切かなと考えています。

面接では普通に会話をしていく

弊社の面接は、二次選考三次選考とかがあるわけではなく、履歴書を見て経営者である私が面接をして、というそのくらいの規模ですが、弊社の面接は通り一遍の決まった質問というのはありません。

自己PRお願いします、志望動機をを教えてください、それから、今までの仕事を通じて一番成果を出したことはなんですか、とか。そういう質問はあまりなくて、普通に会話していくことが多いです。一応聞く質問というのは用意してありますが、その場その場で会話しながら聞いていく流れです。

「うちのサイトを見ましたか？」

どんな仕事をしてきたか、なぜその仕事を選んだのか、そこで何を感じたのか、というようなことを聞くことが多いかもしれません。あとは若干のネタばらしにはなってしまいますが、「うちのサイトを見ましたか？」というのはよく聞きます。中にはすごく読み込んできてくれている人もいますし、全く見ていないという人もいます。

見なかったから不採用なのかというと、特にそういうわけではありません。弊社のサイトを見ていなくても採用した人は過去にいます。ただ、一つ評価したいと思うのは、わからないながらもサイトを見てきてくれたこと。これは、第一段階としては少し評価が上がるところです。

弊社の主なサービスは「天才塾」という士業向けの経営スクールですが、サイトを見ただけではどんな会社なのかよくわからないと思うので、まずそこは評価したいとこです。そして、見てなかったからNGなのかというとそうでもなくて、次に会う時までに見てきてくれる人も多いんです。

たとえば、この人はサイトは見てないと言っていたけど、良さそうな人だなと思って次にまた来ていただいたときに、「サイトを見ましたか？」と聞くと、さすがに「見ました」という人が多いので。そうすると、そこで考えたということですから。

面接ではそういう感じで、過去のキャリアからどんなことを感じてどんなことを思ったのか、みたいなことを雑談のように会話していくことが多いです。

「やれること、やりたいことはありますか？」

弊社の説明は、面接の時に結構時間をとって行います。外から見ただけでは何だかわからないと思うので。その時には、「この中かあるいはそれ以外でも、何かやりたいことはありますか？」と質問することが多いです。「やれること、やりたいことはありますか？」と。

例えば、「今までは歯車の1つみたいな感じで、何のためにどの仕事をやっているかも全然わからなかったんですが、お客様から直接感謝されるようなことをやりたいと思います」とか。やりたいことがあるということが、私の中では評価が高いんです。

それがうちの会社の方針と合っていても合っていなくても、言われたことをただやるというより、まずやりたいことがあるということが結構大事なのかなと考えています。

「何か自慢できることはありますか？」

好きなことがあってそれをずっと語れる人が評価が高いというのは前も書きましたが、「仕事とは関係なくてもいいので、何か自慢できることはありますか？」という質問をすることがあります。弊社はコンサルティング業で、しかも募集職種は事務なんですが、例えば「マッサージ師を8年やってました」みたいな。だからマッサージが得意です、とか。

好きなことにも近いですが、そういうふうに自信を持って人に言えるものがあるというのは、結構いいことかなと思います。何かやってきたことがある人、その結果がどうあれ打ち込んだことがある人というのは、結構いいのかなと思います。あまり認識されてないですが、私ももともと体育会系なので。

打ち込んだ経験がある、結果はどうあれ過程をしっかりやったことがあるという人は、評価が高いのかなという感じがあります。

ワーキングコンセプトに合うかどうかが一番大事

もちろんそれだけではなくて、条件やいつから働けるかなども伺って総合的に判断をします。そういった基本的なことはありますが、弊社の場合は単純にワーキングコンセプトに合うかどうかというところが一番大きい。打ち込んだことがあったりとか、普通に会話をする中で会話が噛み合うかどうかとか。

そういったところを見ていくのが弊社のやり方です。普通の一般的な質問はほとんど出ないので、対策しても無駄かもしれません。あと、よく笑う人は採用する確率は高いです。

横須賀輝尚