Gallery & BLOG

入社後のミスマッチを防ぐ面接のやり方

パワーコンテンツジャパン株式会社の面接は、いわゆる大企業で行われているような面接らしい面接ではありません。例えば「志望動機はなんですか」とかを聞くわけではなくて、「ざっくばらんにいろんな話を聞かせてください」と言ってスタートします。

会社側もよく話す

多分一番の特徴は、こちら側もよくしゃべるということです。一般的な面接は、求職者に対して質問をするだけで終わることが多いと思います。例えば「志望動機はなんですか」「あなたの強みはなんですか」とか「この会社ではどんなことをされてましたか」とか。

質問をして、終わったらメモを閉じて「ありがとうございました」で締めるようなものが多いと思います。その面接のやり方を否定するわけではありませんし、例えば100人、200人と求職者がいる場合は、言い方は悪いですが、切っていく作業というのが必要になるでしょう。ただ、弊社はそういうことはありません。

入社後のミスマッチを防ぎたい

面接の時に質問するだけで終わると、入社して「こんなはずじゃなかった」ということが起きやすいと思っています。入社前に知っている情報は、求人誌に載っている情報と、面接時に行って、実際に見て聞いた情報だけなんです。

だから求人情報に載っていることを信じるしかないわけです。求人誌には「実際に残業はありません」と書かれていても、実際は残業している可能性というのもあります。

そうすると入社した後で「あ、違った」となる。仕事内容も、事務と書いてあったので入社したら、事務だけではなくて総務とか経理まで任されて、とか。入ってみて違ったと思うことがあるというのが、ミスマッチの原因だと考えています。ですから弊社としては、働き方もですが、事業の説明も結構長々とします。

20人応募があれば20回説明する。結構大変なんですが、それでも自分の口で説明して、適宜「今話したことで伝わっていますか」と確認を取って行きます。「あなたにお願いしたいのはこんな仕事です」という説明をしっかりしないと、結局は入社して思っていたのと違うということになりやすいのかもしれません。

会社の情報を7、8割は提供する

ある程度面接が終わったら、「社内の様子を見ますか」と言います。大体の人は見たいですというので、実際に社員が働いている執務室に入ってもらって、こんな感じです、こんな人たちですというのを実際見てもらいます。そうすると、ああこういう雰囲気なんだというのがわかります。

入社前に100%理解するということはないでしょうが、おおよそ70%、80%はこれでわかる。働き方もわかるし、条件も雰囲気も人もわかるし。実際来ているから通勤状況などもわかります。そこまでこちらの情報を出して初めてマッチするというふうに考えているので、面接の時には結構私も喋ります。

その中で「今話したことでわからないことありますか」と聞いて質問してもらい、疑問を解消した上で入社してもらうというのが弊社の流れです。普通の会社に比べるとこちら側が話すことが多いと思いますし、資料も全部渡します。会社のチラシとか、会社案内とか。本も一冊渡しています。そういう面接のやり方というのが弊社の一つの特徴で、そこでミスマッチを防いでいます。

横須賀輝尚

関連記事一覧

PAGE TOP