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『学歴』の考え方

ソニー創業者の盛田昭夫さんが『学歴無用論』という本を過去に出版して、当時は大きく話題になりました。昔は学歴が高いことが優秀な人材だと思われてきましたが、現在では基本的には「学歴参考型評価」のようなスタイルに変わってきています。

優秀な企業はそれなりの学歴を持っているほうが入社しやすいという一面はあります。書類選考なども通りやすいでしょう。ただ、パワーコンテンツジャパン株式会社の学歴の考え方とそれとはあまり関係がありません。

パワーコンテンツジャパン株式会社の学歴の考え方

弊社では、学歴は問わないのが大前提です。中卒や高卒でも関係はありませんし、学部や專攻も関係ありません。ただ、偏差値の高い大学に通っていた人というのは、10代から自分の人生を考えたことがあるという一面を持っている人が多いと考えています。

そういった意味では、学歴が高い人には計画性があると言えるため、その点は評価できるでしょう。ただ受験は運が左右するところもあるので、必ずしもそれが全てではありません。

学歴よりもその後の働き方が大事

弊社ではこれまで、いろいろな学歴を持つ人を採用してきましたが、学歴についてはほとんど気にしていません。なぜかというと、学歴はその時に置かれていた環境で出した結論に過ぎないからです。大学に進学する年代としては10代がほとんどですが、この年代は成熟していない年代ともいえます。「就職までに時間稼ぎができるから、とりあえず進学しよう」と考える人も中にはいます。

それが悪いわけではありませんが、学歴よりも「その後どう行動したか」が重要。卒業した後にどこに就職して、どんな仕事をしたのか。どういうことをしたいのかといった、その後のキャリアをどう考えて働いてきたのかということの方が大事だと考えています。

学歴は「目安」に過ぎない

実際にいろいろな人を採用してみても、学歴による差はほとんど感じません。唯一差が出るとすれば、特に年齢が若いほどそうですが、一般教養。例えば高卒と大卒とでは、基礎学力や一般常識が異なることが多いようです。この部分での差は、学歴で多少出るところではあります。

確かに、高卒や中卒で、その後もあまり何も考えずに働き続けてきたという人は、正直少し厳しいかもしれません。ただポテンシャルがないわけではないので、やはり働き方に合うかどうかが大きなポイントになるでしょう。

自分たちの働き方のコンセプトさえ決まっていれば、学歴は本当にどうでもいいこと。その後一生懸命働いた人は、学歴関係なく仕事ができたりします。弊社では学歴は一応の目安にはしますが、学歴で採用したことは一度もありません。

横須賀輝尚

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