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社員の「これがしたい」をマネジメントする

以前パワーコンテンツジャパン株式会社の記事の中で、「会社として、社員がやりたいことをやれるだけやれる環境を整える」という話をしました。これは、弊社の基本的な考え方です。

「やりたい」という気持ちが何より大事

いくつかここに至った経緯はありますが、やはり「やらされている」という感覚の中では人は伸びていきませんし、楽しくないと思っています。これはSONYからも学んだことですが、やらされているという感覚では発明はできない、とにかく「やりたい」という気持ちがイノベーションを起こすという考え方です。

「やりたい」という気持ちがあるから、もっと突き詰めたいと思うし、「もう少し会社に残って仕事をしてもいいですか」というような話し方にもなってきます。

弊社はもともと残業がありませんが、一般的に、残業というのは仕方がないからするもの、または残業代で稼ぎたいからするものという考え方が多いかもしれません。ですが、それは「やらされている」という考え方です。

会社として、業務命令などはもちろんありますが、その中でも本人がやりたいと思う方向に会社全体で持っていくということが大事だと考えています。

パワーコンテンツジャパンの「マネジメント」とは

そのために、やりたいことだったら何をやってもいいのかというとそうではなく、そこをうまく作っていくのが会社の役割です。全体的な方向性があり、それを年に数回確認する機会を持ち、その中で個人がやりたいことを、その方向性に乗せる。

このように、管理者としては「乗せる」というふうに見ていかなければならないというのが私の考え方です。経営とか組織運営をマネジメントと言いますが、マネジメントというと、基本的に管理するという発想になってしまいます。

弊社のマネジメントの定義は「眺める」です。管理するのではなく、眺める。やりたいことをやっているなあ、と放っておくということでもありません。ちゃんと見ているよ、ということ。眺めながら気づいたことを言うという考え方です。

例えばマラソンなどでいうならば、こちらが走る場所を誘導するのではなく、走り出したらそれを放っておくのでもなく、走っている姿を眺めつつ「もっと足を上げた方が良くない?」というようなことをアドバイスしていくという感じです。

でも、常に監視しているわけではない。監視・管理・寛容具合を総称して、弊社では「眺める」という感覚を持っています。

横須賀輝尚

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