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働き方の定義

パワーコンテンツジャパン株式会社に評価制度を導入するということには、全然イメージが湧きませんでした。でも、世間的には評価制度を導入しなきゃいけないという空気があります。

正直、ノーレイティングを知ったときには、評価制度を導入しなくていい方法があるんだ、やったと思いました。

結局評価制度というのは、たくさんの人を管理しなきゃ、という管理の発想です。どうしても評価の過程でマイナスを指摘することにもなります。これまでずっとソニーの研究をしてきましたが、ソニーも長所を伸ばすということをしてきています。マイナスを指摘されると、人ってやる気がなくなるんです。

ライフスタイルから働き方を定義する

働く側から考えていかないと、組織はうまくいかないのではとも思います。そうして、今の組織形態や働き方に落ち着く前に最初に出てきたコンセプトが「社員のライフスタイルから会社のあり方を考えよう」というものでした。

このコンセプトは個人的にとても斬新だと思っています。そもそもこのコンセプトが生まれる背景には、なぜ土日しっかり休めるとか、休日が多い会社が好かれるんだろう、という疑問がありました。

年間休日が130日あるとか残業がないというのは、働く側からの評価も高い。一方で、世の中にはたくさん働きたい人もいます。色々な価値観がある中で、どうして弊社はこのやり方でみんなが働いてくれるのかと考えたとき、自分の望むライフスタイルが送れているかどうかが大切なのかもしれないと考えました。

勤務時間だけではなく、24時間全体で考えることが大切

仮に勤務時間が8時間だとすると、1日の残りは16時間です。そうすると、勤務時間の8時間をどうするという話ではなくて、残りの16時間も含めて考える必要があります。

ですが、多くの会社はおそらく8時間しか見ていません。そうではなくて、その8時間と密接不可分の24時間がある。そこを考えないから、残業しろとか休日出勤しろとか、給料やってるのにどうして文句ばかり言うんだろう、という発想になるのではないかと思います。

社員のライフスタイルをある程度決めて、そこに基づいて考えていく。それが弊社の働き方の定義だと思っています。

横須賀輝尚

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