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今パワーコンテンツジャパンが考える「適材適所」とは

適材適所といえば、「選手の才能を見抜いてその場を作る」というような、野球の監督のイメージがあるかもしれません。例えば、キャッチャーで入団したけれど、バッティングに集中させたほうが才能が開花すると判断してポジションを異動するとか。

適材適所というとこういったイメージがあります。ビジネスにおいても同じことが言えます。「この人は営業より総務の方が向いているのでは」「人事より広報の方がいいのでは」というように、その人にどういう才能があって、どんな場所で活きるのかということを見抜くのは、ひとつのマネジメント層の役割です。

パワーコンテンツジャパンが考える「適材適所」

弊社では、「才能のあり、なし」の部分と「本人のやりたい、やりたくない」の部分の整合性を上手くとっていくことが大切で、その人に才能があって、かつ「やりたい」と思っていることをするのが本当の適材適所ではないかと思っています。

例えばある社員に対して、「この人はデザインの適性があるからその仕事をさせたい」と思ったときに、本人がデザインの仕事をやりたいかどうかも重視するということです。

やりたい気持ちと適性、両方満たしていればベストですが、デザインの仕事をやりたいと思っているが適性がなさそうだ、というときに、それでもやりたいと思っていることをやらせてあげるかどうかもマネジメント層の判断です。

やりたいことに適性がないときにどうするかもポイントです。基本的にはやらせてあげてもいいと思っています。しかし、明らかに適性がない部分であれば、期日を設定して「この日までにこれができなかったら考え直そう」という予防線を張っておかなければいけません。そうでなければ、才能がないところで潰されていってしまう可能性があるからです。

「好き」「嫌い」の適材適所

先ほどの話はどちらかというと人材や能力と呼ばれる部分の適材適所ですが、弊社ではもうひとつの適材適所があると思っています。それは、好き、嫌いの適材適所です。

例えば、掃除をしたりお茶を淹れたりという、基本的に才能や適性が関係してこない仕事というのも会社の中にはあります。そういった仕事を苦に思っている人にもやってもらうのか。これに関しては、「お茶を淹れるのが好きそうだからお願いする」というのではなく、そういった仕事が好きそうな人に自然にお願いするというやり方がいいのかなと思っています。

例えば、会社の契約関係をまとめたり銀行口座をまとめたり、というような細々した仕事についても、単純に申し込み用紙などを書く仕事が好きな人に頼めばいい。総務だからといってその人に全部「これをやってくれ」と頼んで苦手な人にやってもらうのは、それはそれで大変です。

担当だからやらなければならないというのは確かにあるでしょうが、好き嫌いの適材適所というのもある。無駄なストレスを感じさせないということも、適材適所を考える上で大事なことだと考えています。

横須賀輝尚

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